宝くじの話

最近母親が「MEGA BIG」という宝くじを買ってきた。

その宝くじはサッカーの総得点数によって当選番号が決まるという完全運の宝くじのようだ。現在キャリーオーバーで最大12億円まで膨らんでいるらしい。

 

当然、もし12億円が当たったら何がしたいかという想像で盛り上がる。家を改築したい、仕事を辞めたい、不労所得を得て生活の足しにしたいなどなど。いくらでも想像は膨らむ。

 

しかし、捕らぬ狸の皮算用ということわざがあるように、こんな想像をしたところで、当たらなかったら意味がない。私も沢山夢を語る母に同様のことを言った。すると母は「もし当たらなくても結果が出るまでの間、ワクワクしながら過ごすことができるからそれでいいのだ」と答えた。

 

確かにその通りだなと思う。叶うか叶わないかは置いておいて、少しでも明るい未来があると、それだけでどこか幸せな気持ちになれるのだ。そうした未来への希望は生きる上で必要不可欠なのだろう。

 

そんなことを思いながら今日買ったスクラッチは見事に一つも当たらなかった。