掃除の話

明後日、エアコンの見積もり業者が来るため、今日は自分の部屋の掃除をした。

 

私は部屋の掃除が苦手である。いつもついついそこらへんに荷物を置いてしまうため、身の回りはすぐにいっぱいになってしまう。特に最近は就活関連のパンフレットやメモ、資料などで部屋は滅茶苦茶になっていた。

 

掃除を始めたのは午後の2時、一番暑い時だ。

エアコンが壊れているため、冷房は使えない。少しでも涼しくするために窓を開けると生ぬるい風が入ってきた。お世辞にも涼しいとは言えない。このままだと熱中症まっしぐらなので、部屋に水を持ち込み、首に保冷剤を入れたタオルを巻く。まだまだ暑いが、多少はマシになった。

 

早速机や床に散らばる書類を片付ける。自己分析の痕跡や落ちた企業の企業研究、SPI試験の勉強ノート……様々なものが散乱していた。そのどれもが就活がうまくいかない私をどこか物語っているように感じる。イラついたので、落とされた企業に恨みを籠めて全て紙ごみとして出した。

 

掃除を始めて2時間後。あれほどまでに散乱していた書類は無くなり、外見だけみればある程度は整頓された部屋にまでなった。掃除機をかけようと思ったが、あまりの暑さに断念し、日が暮れてからかけようと後回しにした。(大抵後回しにするとやらなくなる)

 

掃除は私にとって結構重労働な部類だが、でもやっぱり綺麗になった部屋はどこか居心地が良かった。