驚きと感動の話

よく就職活動をする上で「社会にどのような影響を与えたいか」と問われることがある。

 

これまで私は誰かに何かを与えたいという気持ちは持っていないと考えていた。自分が楽しいと思うことが偶然誰かにいい影響を与えたに過ぎず、私は社会のために何かしてやろうという気持ちは持っていないと思っていた。

 

でも、今日もしかしたら私は本当は誰かに驚きと感動を与えたいと思っているのではないかと考えた。私が何かをする時は大体相手のことを考えていることに気がついたのだ。友だちの誕生日に夜中6時間かけてイラストを描いたのも、その友だちの驚き喜ぶ姿が見たかったから。大学の授業でわざわざ徹夜してホームページを作ったのも、チームメイトや教授を驚かせたかったから。いつでも私が何かを行う時の根本には、相手の驚く姿と感動が見たいという気持ちがあった。

 

この一日でなんとなく私の大切にしている価値観というのが見えてきたような気がする。気づくにはあまりにも遅いが確実な一歩になったかもしれない。